馬鹿にされてて草
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【悲報】Vtuberのたまごっち、「育成を放置するとチキンが冷める」機能を実装
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1それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:15:39.24ID:oj4CxY9S02それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:16:01.38ID:AuN0S/Vrd これもう煽りだろ
3それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:16:02.34ID:j4qsCPCOM 草
4それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:16:42.31ID:vdUIo5p2d これはみてて気分悪かったわ
5それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:16:51.52ID:h0J0s8kn0 ツイートした一人のファンだけが傷ついてるという事実ほんまかわいそう
2023/07/18(火) 19:17:15.06ID:hqIApdCsd
ヒカキン さんのまるおの方がいい
7それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:17:15.31 草
8それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:17:32.80ID:cYsg5xZb0 俺は違うと思ってるV豚がセンスあるとか言ってそう
9それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:17:54.11ID:nOpV2o1D0 そもそも2日後にはネタにしてなかったかこれ
炎上とは一体
炎上とは一体
10それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:17:55.23ID:K6dEB7QFd クソ煽ってて草
11それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:18:03.34ID:vO3F26cR0 ぺこちゃん…
12それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:18:05.47ID:6122QDa+a チキン冷めるのはむしろ積極的に世話したらやろ
13それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:18:37.32ID:UY0/pZ3H0 ワロタ
14それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:18:42.53ID:nWbXNEZI0 >>12
たし🦀
たし🦀
15それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:18:59.45ID:j4qsCPCOM >>7
ID消して何が草やねん
ID消して何が草やねん
16それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:19:51.70ID:0vVAWYuA0 >>5
まあそれもアンチスレからの転載ってバレたし
まあそれもアンチスレからの転載ってバレたし
17それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:19:52.30ID:aKFN9arv0 さすがにおもしろくないわ
ネタにして自分の罪をなかったことにしたいみたいやけどぺこーらそれは通らんで
ネタにして自分の罪をなかったことにしたいみたいやけどぺこーらそれは通らんで
18それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:19:52.41ID:K6dEB7QFd >>12
クリスマスに予定空けてチキン用意して待つくらい熱心に見てたのにな
クリスマスに予定空けてチキン用意して待つくらい熱心に見てたのにな
19それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:20:01.16ID:DPX224SS0 バチャブタこれで笑うらしいな
20それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:20:02.94ID:OkAvrOPM0 草
21それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:20:25.55ID:I5DxRHBh0 ここまで弱男が馬鹿にされてもおもろwって思い込んでノーダメージのフリして買っちゃうんやろうな
ウェザーニュースもそうだけどいい商売だよほんと
ワイにはできん商売や
ウェザーニュースもそうだけどいい商売だよほんと
ワイにはできん商売や
2023/07/18(火) 19:20:38.64ID:TxDbkrhGd
放置しすぎるとチキン冷めるって放置したのぺこーらじゃん…
23それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:20:51.03ID:28LNI/mJ0 これ本人がネタに昇華してるの凄いわ
気まずいとかそういう考えないんやなって
気まずいとかそういう考えないんやなって
24それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:21:01.57ID:dYbdWgyOr バチャ豚冷めちゃった
25それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:21:26.35ID:qfRFrMyX0 たまごっち買う層とVTuberファンってかぶっとるんか?
26それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:21:43.17ID:mdW9jU740 いやどういうことやねん
ちゃんと説明しろやキモV豚どもがよ
ちゃんと説明しろやキモV豚どもがよ
27それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:21:54.09ID:+4QFLt3k0 チキン民ヒエヒエで草ァ!🤣
28それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:22:11.27ID:MW423qdB0 クリスマスは居なくなるらしい
29それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:22:16.99ID:Mm6nJFbD031それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:22:21.57ID:3U7qtWmOa いくら豚でもこれ買ってニヤニヤしながらプレイしてたら流石に惨めな気持ちなりそう
32それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:22:51.26ID:/+jFYp9P0 今北
33それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:22:54.49ID:xajqNBg5d >>17
効いてて草
効いてて草
34それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:22:57.12ID:E/TbLC930 弱男はぺこーらに育成されてる側だろ🤣
35それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:23:06.37ID:pnJ4v0jS0 >>9
アンスレのレスをぺこらのアンチがなんJに持ち込んでアフィが拡散して有名になったネタやからほんまは炎上すらしとらん
アンスレのレスをぺこらのアンチがなんJに持ち込んでアフィが拡散して有名になったネタやからほんまは炎上すらしとらん
36それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:23:07.33ID:nHgFNLnA0 センスあって草
37それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:23:11.49ID:Pj7U6x4za ったく…w
38それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:23:12.88ID:LhNAyVew0 チキン冷めちゃったぺこ
39それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:23:22.12ID:UNHuhtAZd ネットのノリを本家が使うと白ける
2023/07/18(火) 19:23:28.14ID:LnCpJjuLa
流石に元ネタの人可哀想になってきた
vのファンは自分らがバカにされてんのなんとも思わんのかね
vのファンは自分らがバカにされてんのなんとも思わんのかね
41それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:23:31.67ID:vrCEBWqQ0 草
42それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:23:41.27ID:+Upl5og8M チキン冷めの騒動はVTuberさんもイライラしとったんやな
でも仕返しはイケないよ
でも仕返しはイケないよ
43それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:23:44.38ID:3t+YLk7C0 おもろそうやけどたまごっちやるような低年齢層がぺこーらなんてみるんか?
2023/07/18(火) 19:23:46.69ID:1kUiyd+o0
本人が持ちネタにしたら煽ってる側は冷めるからな
ようやっとる
ようやっとる
45それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:23:46.70ID:3RBP/heO0 ちょっとおもしろそう
46それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:23:47.30ID:XxacqJhK0 アーモンドアーモンド
47それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:23:55.73ID:nHgFNLnA0 >>40
喜んでたよ
喜んでたよ
48それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:24:00.42ID:y8sFq+Si049それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:24:03.66ID:k4jz1z8L0 チキンネタ擦りすぎだろこいつ
もう皮肉要素ないわ
もう皮肉要素ないわ
50それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:24:18.20ID:PIy1n8NLd >>40
元ネタの人はツイで喜んでるのみたぞ
元ネタの人はツイで喜んでるのみたぞ
2023/07/18(火) 19:24:18.25ID:VDOtW9ysa
おもしれー女
52それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:24:28.78ID:WYh1DWAw0 チキン冷めちゃった
53それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:24:36.48ID:DPX224SS0 クリスマスにVtuberの配信見てるやつが悪い
彼女作れよ
彼女作れよ
54それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:24:41.40ID:jN5D1YoTd アンチが歯軋りしてそう
2023/07/18(火) 19:24:44.07ID:iGm91/qt0
バチャ豚はこれで喜ぶからな
もうマゾだよ
もうマゾだよ
56それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:24:50.08ID:VM38bdmA0 バチャ豚ヒエヒエで草
57それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:25:00.40ID:KQUzoWFn0 るしあ難民って今誰推してんの
58それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:25:08.43ID:ntoGv7NJd59それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:25:34.37ID:nJ5wuAaJa ぺこみこどこ🥲
60それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:25:34.48ID:GmQK2vm10 こういうのちゃんとした組織がやっちゃうの寒いよな
61それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:25:35.47ID:DjcKxw0Ga 弱男さあ
お前らの同年代はリアルの子供育ててるぞ
お前らの同年代はリアルの子供育ててるぞ
62それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:25:37.82ID:oj4CxY9S02023/07/18(火) 19:25:51.29ID:idCydh+fd
て寝ているようである。
……おかしいな…………。
私は大の字型なりに凝然じっとしたまま、瞼まぶたを一パイに見開いた。そうして眼の球たまだけをグルリグルリと上下左右に廻転さしてみた。
青黒い混凝土コンクリートの壁で囲まれた二間けん四方ばかりの部屋である。
その三方の壁に、黒い鉄格子と、鉄網かなあみで二重に張り詰めた、大きな縦長い磨硝子すりガラスの窓が一つ宛ずつ、都合三つ取付けられている、トテも要心ようじん堅固に構えた部屋の感じである。
窓の無い側の壁の附け根には、やはり岩乗がんじょうな鉄の寝台が一個、入口の方向を枕にして横たえてあるが、その上の真白な寝具が、キチンと敷き展ならべたままになっているところを見ると、まだ誰も寝たことがないらしい。
……おかしいぞ…………。
私は少し頭を持ち上げて、自分の身体からだを見廻わしてみた。
白い、新しいゴワゴワした木綿の着物が二枚重ねて着せてあって、短かいガーゼの帯が一本、胸高に結んである。そこから丸々と肥ふとって突き出ている四本の手足は、全体にドス黒く、
……おかしいな…………。
私は大の字型なりに凝然じっとしたまま、瞼まぶたを一パイに見開いた。そうして眼の球たまだけをグルリグルリと上下左右に廻転さしてみた。
青黒い混凝土コンクリートの壁で囲まれた二間けん四方ばかりの部屋である。
その三方の壁に、黒い鉄格子と、鉄網かなあみで二重に張り詰めた、大きな縦長い磨硝子すりガラスの窓が一つ宛ずつ、都合三つ取付けられている、トテも要心ようじん堅固に構えた部屋の感じである。
窓の無い側の壁の附け根には、やはり岩乗がんじょうな鉄の寝台が一個、入口の方向を枕にして横たえてあるが、その上の真白な寝具が、キチンと敷き展ならべたままになっているところを見ると、まだ誰も寝たことがないらしい。
……おかしいぞ…………。
私は少し頭を持ち上げて、自分の身体からだを見廻わしてみた。
白い、新しいゴワゴワした木綿の着物が二枚重ねて着せてあって、短かいガーゼの帯が一本、胸高に結んである。そこから丸々と肥ふとって突き出ている四本の手足は、全体にドス黒く、
64それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:25:51.72ID:yBymmL0B0 あのさぁ
中の人は下手すりゃ30代とかでしょ?
そんなのにガチ恋するとか、もしかして30代より"上"なのか?🤔
中の人は下手すりゃ30代とかでしょ?
そんなのにガチ恋するとか、もしかして30代より"上"なのか?🤔
2023/07/18(火) 19:25:57.63ID:idCydh+fd
て寝ているようである。
……おかしいな…………。
私は大の字型なりに凝然じっとしたまま、瞼まぶたを一パイに見開いた。そうして眼の球たまだけをグルリグルリと上下左右に廻転さしてみた。
青黒い混凝土コンクリートの壁で囲まれた二間けん四方ばかりの部屋である。
その三方の壁に、黒い鉄格子と、鉄網かなあみで二重に張り詰めた、大きな縦長い磨硝子すりガラスの窓が一つ宛ずつ、都合三つ取付けられている、トテも要心ようじん堅固に構えた部屋の感じである。
窓の無い側の壁の附け根には、やはり岩乗がんじょうな鉄の寝台が一個、入口の方向を枕にして横たえてあるが、その上の真白な寝具が、キチンと敷き展ならべたままになっているところを見ると、まだ誰も寝たことがないらしい。
……おかしいぞ…………。
私は少し頭を持ち上げて、自分の身体からだを見廻わしてみた。
白い、新しいゴワゴワした木綿の着物が二枚重ねて着せてあって、短かいガーゼの帯が一本、胸高に結んである。そこから丸々と肥ふとって突き出ている四本の手足は、全体にドス黒く、
……おかしいな…………。
私は大の字型なりに凝然じっとしたまま、瞼まぶたを一パイに見開いた。そうして眼の球たまだけをグルリグルリと上下左右に廻転さしてみた。
青黒い混凝土コンクリートの壁で囲まれた二間けん四方ばかりの部屋である。
その三方の壁に、黒い鉄格子と、鉄網かなあみで二重に張り詰めた、大きな縦長い磨硝子すりガラスの窓が一つ宛ずつ、都合三つ取付けられている、トテも要心ようじん堅固に構えた部屋の感じである。
窓の無い側の壁の附け根には、やはり岩乗がんじょうな鉄の寝台が一個、入口の方向を枕にして横たえてあるが、その上の真白な寝具が、キチンと敷き展ならべたままになっているところを見ると、まだ誰も寝たことがないらしい。
……おかしいぞ…………。
私は少し頭を持ち上げて、自分の身体からだを見廻わしてみた。
白い、新しいゴワゴワした木綿の着物が二枚重ねて着せてあって、短かいガーゼの帯が一本、胸高に結んである。そこから丸々と肥ふとって突き出ている四本の手足は、全体にドス黒く、
2023/07/18(火) 19:26:04.82ID:idCydh+fd
て寝ているようである。
……おかしいな…………。
私は大の字型なりに凝然じっとしたまま、瞼まぶたを一パイに見開いた。そうして眼の球たまだけをグルリグルリと上下左右に廻転さしてみた。
青黒い混凝土コンクリートの壁で囲まれた二間けん四方ばかりの部屋である。
その三方の壁に、黒い鉄格子と、鉄網かなあみで二重に張り詰めた、大きな縦長い磨硝子すりガラスの窓が一つ宛ずつ、都合三つ取付けられている、トテも要心ようじん堅固に構えた部屋の感じである。
窓の無い側の壁の附け根には、やはり岩乗がんじょうな鉄の寝台が一個、入口の方向を枕にして横たえてあるが、その上の真白な寝具が、キチンと敷き展ならべたままになっているところを見ると、まだ誰も寝たことがないらしい。
……おかしいぞ…………。
私は少し頭を持ち上げて、自分の身体からだを見廻わしてみた。
白い、新しいゴワゴワした木綿の着物が二枚重ねて着せてあって、短かいガーゼの帯が一本、胸高に結んである。そこから丸々と肥ふとって突き出ている四本の手足は、全体にドス黒く、
……おかしいな…………。
私は大の字型なりに凝然じっとしたまま、瞼まぶたを一パイに見開いた。そうして眼の球たまだけをグルリグルリと上下左右に廻転さしてみた。
青黒い混凝土コンクリートの壁で囲まれた二間けん四方ばかりの部屋である。
その三方の壁に、黒い鉄格子と、鉄網かなあみで二重に張り詰めた、大きな縦長い磨硝子すりガラスの窓が一つ宛ずつ、都合三つ取付けられている、トテも要心ようじん堅固に構えた部屋の感じである。
窓の無い側の壁の附け根には、やはり岩乗がんじょうな鉄の寝台が一個、入口の方向を枕にして横たえてあるが、その上の真白な寝具が、キチンと敷き展ならべたままになっているところを見ると、まだ誰も寝たことがないらしい。
……おかしいぞ…………。
私は少し頭を持ち上げて、自分の身体からだを見廻わしてみた。
白い、新しいゴワゴワした木綿の着物が二枚重ねて着せてあって、短かいガーゼの帯が一本、胸高に結んである。そこから丸々と肥ふとって突き出ている四本の手足は、全体にドス黒く、
2023/07/18(火) 19:26:04.86ID:XWFkTLHq0
バチャ豚ってバカにされながら貢ぐのが役割でしょ?
2023/07/18(火) 19:26:30.90ID:GfyPCI/Kd
そこいらをキョロキョロと見廻わした。
……誰だろう……俺はコンナ人間を知らない……。
胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞つくように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘あえぎ出した。……かと思うと又、ヒッソリと静まって来た。
……こんな不思議なことがあろうか……。
……自分で自分を忘れてしまっている……。
……いくら考えても、どこの何者だか思い出せない。……自分の過去の思い出としては、たった今聞いたブウ――ンンンというボンボン時計の音がタッタ一つ、記憶に残っている。……ソレッ切りである……。
……それでいて気は慥たしかである。森閑しんかんとした暗黒が、部屋の外を取巻いて、どこまでもどこまでも続き広がっていることがハッキリと感じられる……。
……夢ではない……たしかに夢では…………。
私は飛び上った。
……窓の前に駈け寄って、磨硝子の平面を覗いた。そこに映った自分の容貌かおかたちを見て、何かの記憶を喚よび起そうとした。……しかし、それは何にもならなかった。磨硝子の表面には、髪の毛のモジャモジャした悪鬼のような、私自身の影法師しか映らなかった。
私は身を飜ひるがえして寝台の枕元に在る入口の扉ドアに駈け寄った。鍵穴だけがポツンと開いている真鍮しんちゅうの金具に顔を近付けた。けれどもその金具の表面は、私の顔を写さなかった。只、黄色い薄暗い
……誰だろう……俺はコンナ人間を知らない……。
胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞つくように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘あえぎ出した。……かと思うと又、ヒッソリと静まって来た。
……こんな不思議なことがあろうか……。
……自分で自分を忘れてしまっている……。
……いくら考えても、どこの何者だか思い出せない。……自分の過去の思い出としては、たった今聞いたブウ――ンンンというボンボン時計の音がタッタ一つ、記憶に残っている。……ソレッ切りである……。
……それでいて気は慥たしかである。森閑しんかんとした暗黒が、部屋の外を取巻いて、どこまでもどこまでも続き広がっていることがハッキリと感じられる……。
……夢ではない……たしかに夢では…………。
私は飛び上った。
……窓の前に駈け寄って、磨硝子の平面を覗いた。そこに映った自分の容貌かおかたちを見て、何かの記憶を喚よび起そうとした。……しかし、それは何にもならなかった。磨硝子の表面には、髪の毛のモジャモジャした悪鬼のような、私自身の影法師しか映らなかった。
私は身を飜ひるがえして寝台の枕元に在る入口の扉ドアに駈け寄った。鍵穴だけがポツンと開いている真鍮しんちゅうの金具に顔を近付けた。けれどもその金具の表面は、私の顔を写さなかった。只、黄色い薄暗い
69それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:26:36.74ID:ikIAiPbP0 >>54
このスレ見ても分かる通り喚いてるぞ
このスレ見ても分かる通り喚いてるぞ
70それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:26:37.04ID:A+3TjeSNM てかこんなの買うやつおるんか?🤔
いくらなんやろ
いくらなんやろ
71それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:26:40.84ID:V4mtKr5K0 V「チキン冷めちゃったw持ちネタにしよw」
アンチ「おもんな💢公式でネタにされると冷めるわ💢」
いいことづくめで草
アンチ「おもんな💢公式でネタにされると冷めるわ💢」
いいことづくめで草
72それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:26:41.47ID:pSfz/3vN0 ここにいたんだね
https://i.imgur.com/nK6YhUj.jpg
https://i.imgur.com/nK6YhUj.jpg
2023/07/18(火) 19:26:42.46ID:GfyPCI/Kd
そこいらをキョロキョロと見廻わした。
……誰だろう……俺はコンナ人間を知らない……。
胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞つくように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘あえぎ出した。……かと思うと又、ヒッソリと静まって来た。
……こんな不思議なことがあろうか……。
……自分で自分を忘れてしまっている……。
……いくら考えても、どこの何者だか思い出せない。……自分の過去の思い出としては、たった今聞いたブウ――ンンンというボンボン時計の音がタッタ一つ、記憶に残っている。……ソレッ切りである……。
……それでいて気は慥たしかである。森閑しんかんとした暗黒が、部屋の外を取巻いて、どこまでもどこまでも続き広がっていることがハッキリと感じられる……。
……夢ではない……たしかに夢では…………。
私は飛び上った。
……窓の前に駈け寄って、磨硝子の平面を覗いた。そこに映った自分の容貌かおかたちを見て、何かの記憶を喚よび起そうとした。……しかし、それは何にもならなかった。磨硝子の表面には、髪の毛のモジャモジャした悪鬼のような、私自身の影法師しか映らなかった。
私は身を飜ひるがえして寝台の枕元に在る入口の扉ドアに駈け寄った。鍵穴だけがポツンと開いている真鍮しんちゅうの金具に顔を近付けた。けれどもその金具の表面は、私の顔を写さなかった。只、黄色い薄暗い
……誰だろう……俺はコンナ人間を知らない……。
胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞つくように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘あえぎ出した。……かと思うと又、ヒッソリと静まって来た。
……こんな不思議なことがあろうか……。
……自分で自分を忘れてしまっている……。
……いくら考えても、どこの何者だか思い出せない。……自分の過去の思い出としては、たった今聞いたブウ――ンンンというボンボン時計の音がタッタ一つ、記憶に残っている。……ソレッ切りである……。
……それでいて気は慥たしかである。森閑しんかんとした暗黒が、部屋の外を取巻いて、どこまでもどこまでも続き広がっていることがハッキリと感じられる……。
……夢ではない……たしかに夢では…………。
私は飛び上った。
……窓の前に駈け寄って、磨硝子の平面を覗いた。そこに映った自分の容貌かおかたちを見て、何かの記憶を喚よび起そうとした。……しかし、それは何にもならなかった。磨硝子の表面には、髪の毛のモジャモジャした悪鬼のような、私自身の影法師しか映らなかった。
私は身を飜ひるがえして寝台の枕元に在る入口の扉ドアに駈け寄った。鍵穴だけがポツンと開いている真鍮しんちゅうの金具に顔を近付けた。けれどもその金具の表面は、私の顔を写さなかった。只、黄色い薄暗い
74それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:26:42.61ID:f0Vf2T5O0 それアンチスレの書き込みだよ
単純ななんG民にも分かりやすいように書いてあげる
アンチが必死に考えたなりすましレスがバカにされてるってことだよVとそのファンたちに
単純ななんG民にも分かりやすいように書いてあげる
アンチが必死に考えたなりすましレスがバカにされてるってことだよVとそのファンたちに
2023/07/18(火) 19:26:54.51ID:GfyPCI/Kd
そこいらをキョロキョロと見廻わした。
……誰だろう……俺はコンナ人間を知らない……。
胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞つくように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘あえぎ出した。……かと思うと又、ヒッソリと静まって来た。
……こんな不思議なことがあろうか……。
……自分で自分を忘れてしまっている……。
……いくら考えても、どこの何者だか思い出せない。……自分の過去の思い出としては、たった今聞いたブウ――ンンンというボンボン時計の音がタッタ一つ、記憶に残っている。……ソレッ切りである……。
……それでいて気は慥たしかである。森閑しんかんとした暗黒が、部屋の外を取巻いて、どこまでもどこまでも続き広がっていることがハッキリと感じられる……。
……夢ではない……たしかに夢では…………。
私は飛び上った。
……窓の前に駈け寄って、磨硝子の平面を覗いた。そこに映った自分の容貌かおかたちを見て、何かの記憶を喚よび起そうとした。……しかし、それは何にもならなかった。磨硝子の表面には、髪の毛のモジャモジャした悪鬼のような、私自身の影法師しか映らなかった。
私は身を飜ひるがえして寝台の枕元に在る入口の扉ドアに駈け寄った。鍵穴だけがポツンと開いている真鍮しんちゅうの金具に顔を近付けた。けれどもその金具の表面は、私の顔を写さなかった。只、黄色い薄暗い
……誰だろう……俺はコンナ人間を知らない……。
胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞つくように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘あえぎ出した。……かと思うと又、ヒッソリと静まって来た。
……こんな不思議なことがあろうか……。
……自分で自分を忘れてしまっている……。
……いくら考えても、どこの何者だか思い出せない。……自分の過去の思い出としては、たった今聞いたブウ――ンンンというボンボン時計の音がタッタ一つ、記憶に残っている。……ソレッ切りである……。
……それでいて気は慥たしかである。森閑しんかんとした暗黒が、部屋の外を取巻いて、どこまでもどこまでも続き広がっていることがハッキリと感じられる……。
……夢ではない……たしかに夢では…………。
私は飛び上った。
……窓の前に駈け寄って、磨硝子の平面を覗いた。そこに映った自分の容貌かおかたちを見て、何かの記憶を喚よび起そうとした。……しかし、それは何にもならなかった。磨硝子の表面には、髪の毛のモジャモジャした悪鬼のような、私自身の影法師しか映らなかった。
私は身を飜ひるがえして寝台の枕元に在る入口の扉ドアに駈け寄った。鍵穴だけがポツンと開いている真鍮しんちゅうの金具に顔を近付けた。けれどもその金具の表面は、私の顔を写さなかった。只、黄色い薄暗い
76それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:26:58.76ID:8cn/BPe4a77それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:27:13.21ID:nJ5wuAaJa >>72
あっこりゃあああああ
あっこりゃあああああ
78それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:27:16.79ID:sZj97D8C0 こういうのって公式が採用しだしたら寒いんだよね🥺
2023/07/18(火) 19:27:22.83ID:+oeH/c5ld
そこいらをキョロキョロと見廻わした。
……誰だろう……俺はコンナ人間を知らない……。
胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞つくように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘あえぎ出した。……かと思うと又、ヒッソリと静まって来た。
……こんな不思議なことがあろうか……。
……自分で自分を忘れてしまっている……。
……いくら考えても、どこの何者だか思い出せない。……自分の過去の思い出としては、たった今聞いたブウ――ンンンというボンボン時計の音がタッタ一つ、記憶に残っている。……ソレッ切りである……。
……それでいて気は慥たしかである。森閑しんかんとした暗黒が、部屋の外を取巻いて、どこまでもどこまでも続き広がっていることがハッキリと感じられる……。
……夢ではない……たしかに夢では…………。
私は飛び上った。
……窓の前に駈け寄って、磨硝子の平面を覗いた。そこに映った自分の容貌かおかたちを見て、何かの記憶を喚よび起そうとした。……しかし、それは何にもならなかった。磨硝子の表面には、髪の毛のモジャモジャした悪鬼のような、私自身の影法師しか映らなかった。
私は身を飜ひるがえして寝台の枕元に在る入口の扉ドアに駈け寄った。鍵穴だけがポツンと開いている真鍮しんちゅうの金具に顔を近付けた。けれどもその金具の表面は、私の顔を写さなかった。只、黄色い薄暗い
……誰だろう……俺はコンナ人間を知らない……。
胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞つくように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘あえぎ出した。……かと思うと又、ヒッソリと静まって来た。
……こんな不思議なことがあろうか……。
……自分で自分を忘れてしまっている……。
……いくら考えても、どこの何者だか思い出せない。……自分の過去の思い出としては、たった今聞いたブウ――ンンンというボンボン時計の音がタッタ一つ、記憶に残っている。……ソレッ切りである……。
……それでいて気は慥たしかである。森閑しんかんとした暗黒が、部屋の外を取巻いて、どこまでもどこまでも続き広がっていることがハッキリと感じられる……。
……夢ではない……たしかに夢では…………。
私は飛び上った。
……窓の前に駈け寄って、磨硝子の平面を覗いた。そこに映った自分の容貌かおかたちを見て、何かの記憶を喚よび起そうとした。……しかし、それは何にもならなかった。磨硝子の表面には、髪の毛のモジャモジャした悪鬼のような、私自身の影法師しか映らなかった。
私は身を飜ひるがえして寝台の枕元に在る入口の扉ドアに駈け寄った。鍵穴だけがポツンと開いている真鍮しんちゅうの金具に顔を近付けた。けれどもその金具の表面は、私の顔を写さなかった。只、黄色い薄暗い
2023/07/18(火) 19:27:24.50ID:+oeH/c5ld
そこいらをキョロキョロと見廻わした。
……誰だろう……俺はコンナ人間を知らない……。
胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞つくように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘あえぎ出した。……かと思うと又、ヒッソリと静まって来た。
……こんな不思議なことがあろうか……。
……自分で自分を忘れてしまっている……。
……いくら考えても、どこの何者だか思い出せない。……自分の過去の思い出としては、たった今聞いたブウ――ンンンというボンボン時計の音がタッタ一つ、記憶に残っている。……ソレッ切りである……。
……それでいて気は慥たしかである。森閑しんかんとした暗黒が、部屋の外を取巻いて、どこまでもどこまでも続き広がっていることがハッキリと感じられる……。
……夢ではない……たしかに夢では…………。
私は飛び上った。
……窓の前に駈け寄って、磨硝子の平面を覗いた。そこに映った自分の容貌かおかたちを見て、何かの記憶を喚よび起そうとした。……しかし、それは何にもならなかった。磨硝子の表面には、髪の毛のモジャモジャした悪鬼のような、私自身の影法師しか映らなかった。
私は身を飜ひるがえして寝台の枕元に在る入口の扉ドアに駈け寄った。鍵穴だけがポツンと開いている真鍮しんちゅうの金具に顔を近付けた。けれどもその金具の表面は、私の顔を写さなかった。只、黄色い薄暗い
……誰だろう……俺はコンナ人間を知らない……。
胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞つくように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘あえぎ出した。……かと思うと又、ヒッソリと静まって来た。
……こんな不思議なことがあろうか……。
……自分で自分を忘れてしまっている……。
……いくら考えても、どこの何者だか思い出せない。……自分の過去の思い出としては、たった今聞いたブウ――ンンンというボンボン時計の音がタッタ一つ、記憶に残っている。……ソレッ切りである……。
……それでいて気は慥たしかである。森閑しんかんとした暗黒が、部屋の外を取巻いて、どこまでもどこまでも続き広がっていることがハッキリと感じられる……。
……夢ではない……たしかに夢では…………。
私は飛び上った。
……窓の前に駈け寄って、磨硝子の平面を覗いた。そこに映った自分の容貌かおかたちを見て、何かの記憶を喚よび起そうとした。……しかし、それは何にもならなかった。磨硝子の表面には、髪の毛のモジャモジャした悪鬼のような、私自身の影法師しか映らなかった。
私は身を飜ひるがえして寝台の枕元に在る入口の扉ドアに駈け寄った。鍵穴だけがポツンと開いている真鍮しんちゅうの金具に顔を近付けた。けれどもその金具の表面は、私の顔を写さなかった。只、黄色い薄暗い
2023/07/18(火) 19:27:33.76ID:+oeH/c5ld
そこいらをキョロキョロと見廻わした。
……誰だろう……俺はコンナ人間を知らない……。
胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞つくように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘あえぎ出した。……かと思うと又、ヒッソリと静まって来た。
……こんな不思議なことがあろうか……。
……自分で自分を忘れてしまっている……。
……いくら考えても、どこの何者だか思い出せない。……自分の過去の思い出としては、たった今聞いたブウ――ンンンというボンボン時計の音がタッタ一つ、記憶に残っている。……ソレッ切りである……。
……それでいて気は慥たしかである。森閑しんかんとした暗黒が、部屋の外を取巻いて、どこまでもどこまでも続き広がっていることがハッキリと感じられる……。
……夢ではない……たしかに夢では…………。
私は飛び上った。
……窓の前に駈け寄って、磨硝子の平面を覗いた。そこに映った自分の容貌かおかたちを見て、何かの記憶を喚よび起そうとした。……しかし、それは何にもならなかった。磨硝子の表面には、髪の毛のモジャモジャした悪鬼のような、私自身の影法師しか映らなかった。
私は身を飜ひるがえして寝台の枕元に在る入口の扉ドアに駈け寄った。鍵穴だけがポツンと開いている真鍮しんちゅうの金具に顔を近付けた。けれどもその金具の表面は、私の顔を写さなかった。只、黄色い薄暗い
……誰だろう……俺はコンナ人間を知らない……。
胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞つくように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘あえぎ出した。……かと思うと又、ヒッソリと静まって来た。
……こんな不思議なことがあろうか……。
……自分で自分を忘れてしまっている……。
……いくら考えても、どこの何者だか思い出せない。……自分の過去の思い出としては、たった今聞いたブウ――ンンンというボンボン時計の音がタッタ一つ、記憶に残っている。……ソレッ切りである……。
……それでいて気は慥たしかである。森閑しんかんとした暗黒が、部屋の外を取巻いて、どこまでもどこまでも続き広がっていることがハッキリと感じられる……。
……夢ではない……たしかに夢では…………。
私は飛び上った。
……窓の前に駈け寄って、磨硝子の平面を覗いた。そこに映った自分の容貌かおかたちを見て、何かの記憶を喚よび起そうとした。……しかし、それは何にもならなかった。磨硝子の表面には、髪の毛のモジャモジャした悪鬼のような、私自身の影法師しか映らなかった。
私は身を飜ひるがえして寝台の枕元に在る入口の扉ドアに駈け寄った。鍵穴だけがポツンと開いている真鍮しんちゅうの金具に顔を近付けた。けれどもその金具の表面は、私の顔を写さなかった。只、黄色い薄暗い
82それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:27:44.72ID:W7HF+CE5d >>72
るーちゃん!?
るーちゃん!?
2023/07/18(火) 19:27:58.40ID:ePQagTL4d
頭文字らしいものすら発見し得なかった。
私は呆然となった。私は依然として未知の世界に居る未知の私であった。私自身にも誰だかわからない私であった。
こう考えているうちに、私は、帯を引きずったまま、無限の空間を、ス――ッと垂直に、どこへか落ちて行くような気がしはじめた。臓腑はらわたの底から湧き出して来る戦慄せんりつと共に、我を忘れて大声をあげた。
それは金属性を帯びた、突拍子とっぴょうしもない甲高かんだかい声であった……が……その声は私に、過去の何事かを思い出させる間もないうちに、四方のコンクリート壁に吸い込まれて、消え失せてしまった。
又叫んだ。……けれども矢張やはり無駄であった。その声が一しきり烈はげしく波動して、渦巻いて、消え去ったあとには、四つの壁と、三つの窓と、一つの扉が、いよいよ厳粛に静まり返っているばかりである。
又叫ぼうとした。……けれどもその声は、まだ声にならないうちに、咽喉のどの奥の方へ引返してしまった。叫ぶたんびに深まって行く静寂の恐ろしさ……。
奥歯がガチガチと音を立てはじめた。膝頭ひざがしらが自然とガクガクし出した。それでも自分自身が何者であったかを思い出し得ない……その息苦しさ。
私は、いつの間にか喘あえぎ初めていた。叫ぼうにも叫ばれず、出ようにも出られぬ恐怖に包まれて、部屋の中央まんなかに棒立ちになったまま喘いでいた。
……ここは監獄か……精神病院か……。
そう思えば思うほど高まる呼吸の音が、凩こがらしのように深夜の四壁に反響するのを聞いていた。
私は呆然となった。私は依然として未知の世界に居る未知の私であった。私自身にも誰だかわからない私であった。
こう考えているうちに、私は、帯を引きずったまま、無限の空間を、ス――ッと垂直に、どこへか落ちて行くような気がしはじめた。臓腑はらわたの底から湧き出して来る戦慄せんりつと共に、我を忘れて大声をあげた。
それは金属性を帯びた、突拍子とっぴょうしもない甲高かんだかい声であった……が……その声は私に、過去の何事かを思い出させる間もないうちに、四方のコンクリート壁に吸い込まれて、消え失せてしまった。
又叫んだ。……けれども矢張やはり無駄であった。その声が一しきり烈はげしく波動して、渦巻いて、消え去ったあとには、四つの壁と、三つの窓と、一つの扉が、いよいよ厳粛に静まり返っているばかりである。
又叫ぼうとした。……けれどもその声は、まだ声にならないうちに、咽喉のどの奥の方へ引返してしまった。叫ぶたんびに深まって行く静寂の恐ろしさ……。
奥歯がガチガチと音を立てはじめた。膝頭ひざがしらが自然とガクガクし出した。それでも自分自身が何者であったかを思い出し得ない……その息苦しさ。
私は、いつの間にか喘あえぎ初めていた。叫ぼうにも叫ばれず、出ようにも出られぬ恐怖に包まれて、部屋の中央まんなかに棒立ちになったまま喘いでいた。
……ここは監獄か……精神病院か……。
そう思えば思うほど高まる呼吸の音が、凩こがらしのように深夜の四壁に反響するのを聞いていた。
2023/07/18(火) 19:28:00.89ID:ePQagTL4d
頭文字らしいものすら発見し得なかった。
私は呆然となった。私は依然として未知の世界に居る未知の私であった。私自身にも誰だかわからない私であった。
こう考えているうちに、私は、帯を引きずったまま、無限の空間を、ス――ッと垂直に、どこへか落ちて行くような気がしはじめた。臓腑はらわたの底から湧き出して来る戦慄せんりつと共に、我を忘れて大声をあげた。
それは金属性を帯びた、突拍子とっぴょうしもない甲高かんだかい声であった……が……その声は私に、過去の何事かを思い出させる間もないうちに、四方のコンクリート壁に吸い込まれて、消え失せてしまった。
又叫んだ。……けれども矢張やはり無駄であった。その声が一しきり烈はげしく波動して、渦巻いて、消え去ったあとには、四つの壁と、三つの窓と、一つの扉が、いよいよ厳粛に静まり返っているばかりである。
又叫ぼうとした。……けれどもその声は、まだ声にならないうちに、咽喉のどの奥の方へ引返してしまった。叫ぶたんびに深まって行く静寂の恐ろしさ……。
奥歯がガチガチと音を立てはじめた。膝頭ひざがしらが自然とガクガクし出した。それでも自分自身が何者であったかを思い出し得ない……その息苦しさ。
私は、いつの間にか喘あえぎ初めていた。叫ぼうにも叫ばれず、出ようにも出られぬ恐怖に包まれて、部屋の中央まんなかに棒立ちになったまま喘いでいた。
……ここは監獄か……精神病院か……。
そう思えば思うほど高まる呼吸の音が、凩こがらしのように深夜の四壁に反響するのを聞いていた。
私は呆然となった。私は依然として未知の世界に居る未知の私であった。私自身にも誰だかわからない私であった。
こう考えているうちに、私は、帯を引きずったまま、無限の空間を、ス――ッと垂直に、どこへか落ちて行くような気がしはじめた。臓腑はらわたの底から湧き出して来る戦慄せんりつと共に、我を忘れて大声をあげた。
それは金属性を帯びた、突拍子とっぴょうしもない甲高かんだかい声であった……が……その声は私に、過去の何事かを思い出させる間もないうちに、四方のコンクリート壁に吸い込まれて、消え失せてしまった。
又叫んだ。……けれども矢張やはり無駄であった。その声が一しきり烈はげしく波動して、渦巻いて、消え去ったあとには、四つの壁と、三つの窓と、一つの扉が、いよいよ厳粛に静まり返っているばかりである。
又叫ぼうとした。……けれどもその声は、まだ声にならないうちに、咽喉のどの奥の方へ引返してしまった。叫ぶたんびに深まって行く静寂の恐ろしさ……。
奥歯がガチガチと音を立てはじめた。膝頭ひざがしらが自然とガクガクし出した。それでも自分自身が何者であったかを思い出し得ない……その息苦しさ。
私は、いつの間にか喘あえぎ初めていた。叫ぼうにも叫ばれず、出ようにも出られぬ恐怖に包まれて、部屋の中央まんなかに棒立ちになったまま喘いでいた。
……ここは監獄か……精神病院か……。
そう思えば思うほど高まる呼吸の音が、凩こがらしのように深夜の四壁に反響するのを聞いていた。
85それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:28:10.18ID:ITF7GMSY0 これ言ったのがガチファンだったとして、推しの持ちネタにされるとか歓喜やろ?
2023/07/18(火) 19:28:25.42ID:IAOKAlPUa
この流れホロキュアにも実装されそうだからあんまり自分からネタにしていくのやめてほしいわ
結局クリスマス配信休んだ理由も言えないみたいやし
結局クリスマス配信休んだ理由も言えないみたいやし
2023/07/18(火) 19:28:30.12ID:6FJuRhIad
頭文字らしいものすら発見し得なかった。
私は呆然となった。私は依然として未知の世界に居る未知の私であった。私自身にも誰だかわからない私であった。
こう考えているうちに、私は、帯を引きずったまま、無限の空間を、ス――ッと垂直に、どこへか落ちて行くような気がしはじめた。臓腑はらわたの底から湧き出して来る戦慄せんりつと共に、我を忘れて大声をあげた。
それは金属性を帯びた、突拍子とっぴょうしもない甲高かんだかい声であった……が……その声は私に、過去の何事かを思い出させる間もないうちに、四方のコンクリート壁に吸い込まれて、消え失せてしまった。
又叫んだ。……けれども矢張やはり無駄であった。その声が一しきり烈はげしく波動して、渦巻いて、消え去ったあとには、四つの壁と、三つの窓と、一つの扉が、いよいよ厳粛に静まり返っているばかりである。
又叫ぼうとした。……けれどもその声は、まだ声にならないうちに、咽喉のどの奥の方へ引返してしまった。叫ぶたんびに深まって行く静寂の恐ろしさ……。
奥歯がガチガチと音を立てはじめた。膝頭ひざがしらが自然とガクガクし出した。それでも自分自身が何者であったかを思い出し得ない……その息苦しさ。
私は、いつの間にか喘あえぎ初めていた。叫ぼうにも叫ばれず、出ようにも出られぬ恐怖に包まれて、部屋の中央まんなかに棒立ちになったまま喘いでいた。
……ここは監獄か……精神病院か……。
そう思えば思うほど高まる呼吸の音が、凩こがらしのように深夜の四壁に反響するのを聞いていた。
私は呆然となった。私は依然として未知の世界に居る未知の私であった。私自身にも誰だかわからない私であった。
こう考えているうちに、私は、帯を引きずったまま、無限の空間を、ス――ッと垂直に、どこへか落ちて行くような気がしはじめた。臓腑はらわたの底から湧き出して来る戦慄せんりつと共に、我を忘れて大声をあげた。
それは金属性を帯びた、突拍子とっぴょうしもない甲高かんだかい声であった……が……その声は私に、過去の何事かを思い出させる間もないうちに、四方のコンクリート壁に吸い込まれて、消え失せてしまった。
又叫んだ。……けれども矢張やはり無駄であった。その声が一しきり烈はげしく波動して、渦巻いて、消え去ったあとには、四つの壁と、三つの窓と、一つの扉が、いよいよ厳粛に静まり返っているばかりである。
又叫ぼうとした。……けれどもその声は、まだ声にならないうちに、咽喉のどの奥の方へ引返してしまった。叫ぶたんびに深まって行く静寂の恐ろしさ……。
奥歯がガチガチと音を立てはじめた。膝頭ひざがしらが自然とガクガクし出した。それでも自分自身が何者であったかを思い出し得ない……その息苦しさ。
私は、いつの間にか喘あえぎ初めていた。叫ぼうにも叫ばれず、出ようにも出られぬ恐怖に包まれて、部屋の中央まんなかに棒立ちになったまま喘いでいた。
……ここは監獄か……精神病院か……。
そう思えば思うほど高まる呼吸の音が、凩こがらしのように深夜の四壁に反響するのを聞いていた。
88それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:28:30.87ID:xhnnSGWFa すまん、そろそろまとめていいンゴ?
2023/07/18(火) 19:28:36.83ID:6FJuRhIad
頭文字らしいものすら発見し得なかった。
私は呆然となった。私は依然として未知の世界に居る未知の私であった。私自身にも誰だかわからない私であった。
こう考えているうちに、私は、帯を引きずったまま、無限の空間を、ス――ッと垂直に、どこへか落ちて行くような気がしはじめた。臓腑はらわたの底から湧き出して来る戦慄せんりつと共に、我を忘れて大声をあげた。
それは金属性を帯びた、突拍子とっぴょうしもない甲高かんだかい声であった……が……その声は私に、過去の何事かを思い出させる間もないうちに、四方のコンクリート壁に吸い込まれて、消え失せてしまった。
又叫んだ。……けれども矢張やはり無駄であった。その声が一しきり烈はげしく波動して、渦巻いて、消え去ったあとには、四つの壁と、三つの窓と、一つの扉が、いよいよ厳粛に静まり返っているばかりである。
又叫ぼうとした。……けれどもその声は、まだ声にならないうちに、咽喉のどの奥の方へ引返してしまった。叫ぶたんびに深まって行く静寂の恐ろしさ……。
奥歯がガチガチと音を立てはじめた。膝頭ひざがしらが自然とガクガクし出した。それでも自分自身が何者であったかを思い出し得ない……その息苦しさ。
私は、いつの間にか喘あえぎ初めていた。叫ぼうにも叫ばれず、出ようにも出られぬ恐怖に包まれて、部屋の中央まんなかに棒立ちになったまま喘いでいた。
……ここは監獄か……精神病院か……。
そう思えば思うほど高まる呼吸の音が、凩こがらしのように深夜の四壁に反響するのを聞いていた。
私は呆然となった。私は依然として未知の世界に居る未知の私であった。私自身にも誰だかわからない私であった。
こう考えているうちに、私は、帯を引きずったまま、無限の空間を、ス――ッと垂直に、どこへか落ちて行くような気がしはじめた。臓腑はらわたの底から湧き出して来る戦慄せんりつと共に、我を忘れて大声をあげた。
それは金属性を帯びた、突拍子とっぴょうしもない甲高かんだかい声であった……が……その声は私に、過去の何事かを思い出させる間もないうちに、四方のコンクリート壁に吸い込まれて、消え失せてしまった。
又叫んだ。……けれども矢張やはり無駄であった。その声が一しきり烈はげしく波動して、渦巻いて、消え去ったあとには、四つの壁と、三つの窓と、一つの扉が、いよいよ厳粛に静まり返っているばかりである。
又叫ぼうとした。……けれどもその声は、まだ声にならないうちに、咽喉のどの奥の方へ引返してしまった。叫ぶたんびに深まって行く静寂の恐ろしさ……。
奥歯がガチガチと音を立てはじめた。膝頭ひざがしらが自然とガクガクし出した。それでも自分自身が何者であったかを思い出し得ない……その息苦しさ。
私は、いつの間にか喘あえぎ初めていた。叫ぼうにも叫ばれず、出ようにも出られぬ恐怖に包まれて、部屋の中央まんなかに棒立ちになったまま喘いでいた。
……ここは監獄か……精神病院か……。
そう思えば思うほど高まる呼吸の音が、凩こがらしのように深夜の四壁に反響するのを聞いていた。
90それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:28:37.81ID:WYh1DWAw0 >>72
ひん
ひん
2023/07/18(火) 19:28:39.24ID:6FJuRhIad
頭文字らしいものすら発見し得なかった。
私は呆然となった。私は依然として未知の世界に居る未知の私であった。私自身にも誰だかわからない私であった。
こう考えているうちに、私は、帯を引きずったまま、無限の空間を、ス――ッと垂直に、どこへか落ちて行くような気がしはじめた。臓腑はらわたの底から湧き出して来る戦慄せんりつと共に、我を忘れて大声をあげた。
それは金属性を帯びた、突拍子とっぴょうしもない甲高かんだかい声であった……が……その声は私に、過去の何事かを思い出させる間もないうちに、四方のコンクリート壁に吸い込まれて、消え失せてしまった。
又叫んだ。……けれども矢張やはり無駄であった。その声が一しきり烈はげしく波動して、渦巻いて、消え去ったあとには、四つの壁と、三つの窓と、一つの扉が、いよいよ厳粛に静まり返っているばかりである。
又叫ぼうとした。……けれどもその声は、まだ声にならないうちに、咽喉のどの奥の方へ引返してしまった。叫ぶたんびに深まって行く静寂の恐ろしさ……。
奥歯がガチガチと音を立てはじめた。膝頭ひざがしらが自然とガクガクし出した。それでも自分自身が何者であったかを思い出し得ない……その息苦しさ。
私は、いつの間にか喘あえぎ初めていた。叫ぼうにも叫ばれず、出ようにも出られぬ恐怖に包まれて、部屋の中央まんなかに棒立ちになったまま喘いでいた。
……ここは監獄か……精神病院か……。
そう思えば思うほど高まる呼吸の音が、凩こがらしのように深夜の四壁に反響するのを聞いていた。
私は呆然となった。私は依然として未知の世界に居る未知の私であった。私自身にも誰だかわからない私であった。
こう考えているうちに、私は、帯を引きずったまま、無限の空間を、ス――ッと垂直に、どこへか落ちて行くような気がしはじめた。臓腑はらわたの底から湧き出して来る戦慄せんりつと共に、我を忘れて大声をあげた。
それは金属性を帯びた、突拍子とっぴょうしもない甲高かんだかい声であった……が……その声は私に、過去の何事かを思い出させる間もないうちに、四方のコンクリート壁に吸い込まれて、消え失せてしまった。
又叫んだ。……けれども矢張やはり無駄であった。その声が一しきり烈はげしく波動して、渦巻いて、消え去ったあとには、四つの壁と、三つの窓と、一つの扉が、いよいよ厳粛に静まり返っているばかりである。
又叫ぼうとした。……けれどもその声は、まだ声にならないうちに、咽喉のどの奥の方へ引返してしまった。叫ぶたんびに深まって行く静寂の恐ろしさ……。
奥歯がガチガチと音を立てはじめた。膝頭ひざがしらが自然とガクガクし出した。それでも自分自身が何者であったかを思い出し得ない……その息苦しさ。
私は、いつの間にか喘あえぎ初めていた。叫ぼうにも叫ばれず、出ようにも出られぬ恐怖に包まれて、部屋の中央まんなかに棒立ちになったまま喘いでいた。
……ここは監獄か……精神病院か……。
そう思えば思うほど高まる呼吸の音が、凩こがらしのように深夜の四壁に反響するのを聞いていた。
2023/07/18(火) 19:28:44.86ID:LnCpJjuLa
93それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:29:24.14ID:eEEMP6fm0 この商売ええな
色んなキャラ出せそうやん
色んなキャラ出せそうやん
2023/07/18(火) 19:29:31.86ID:RWwq0Heod
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
2023/07/18(火) 19:29:42.53ID:RWwq0Heod
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
2023/07/18(火) 19:29:45.67ID:RWwq0Heod
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
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「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
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私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
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そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
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「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
2023/07/18(火) 19:30:04.50ID:WFTvQg6Hd
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
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そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
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「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
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私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
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「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
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「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
2023/07/18(火) 19:30:06.55ID:WFTvQg6Hd
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
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そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
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私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
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「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
99それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:30:09.90ID:oj4CxY9S0100それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:30:26.70ID:FrEG/FGka >>72
これどういう契約なんや
これどういう契約なんや
101それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:30:28.58ID:/CGtdY7hd 退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
102それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:30:30.20ID:/CGtdY7hd 退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
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「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
103それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:30:31.60ID:O2cgkVOL0 これ半分悪魔だろ
104それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:31:17.27ID:sZj97D8C0 >>99
たっけぇ…
たっけぇ…
105それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:31:50.32ID:+hyUFPkHM ネタにしようとしてるけど現実何してたのか弱者男性は気にならないんか🤔
107それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:32:08.03ID:NlKgaZrZ0108それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:32:08.27ID:+8QgeJX1d >>101
>>1-55
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
>>1-55
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
109それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:32:13.04ID:+8QgeJX1d >>101
>>1-55
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
>>1-55
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
110それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:32:30.29ID:r7D4dmTV0 おい、ネタにするのはええとして冷めチキ投稿した5ちゃんねらーに著作権料支払えよ
111それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:32:37.25ID:mdB8ur6qa さすぺこーら
こんなんバンナム商品化でネタにできる奴おらんじゃろ
こんなんバンナム商品化でネタにできる奴おらんじゃろ
112それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:32:50.62ID:moHblKkp0 >>4
元々はファンの落胆の一言だしな
元々はファンの落胆の一言だしな
113それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:32:52.10ID:3vKF6T1td >>1
>>42-66
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
>>42-66
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
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そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
114それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:32:55.05ID:3vKF6T1td >>1
>>42-66
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
>>42-66
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
115それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:32:56.81ID:3vKF6T1td >>1
>>42-66
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
>>42-66
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
116それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:33:11.57ID:ejVdbxX6d 自虐ネタでニチャるバチャ豚さん…w
118それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:33:40.25ID:k6luXv4C0 チキン冷めちゃった
https://i.imgur.com/4WcsuQP.jpg
https://i.imgur.com/4WcsuQP.jpg
119それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:33:57.51ID:U8+hTl3xa ええな
もっと煽ってけや
もっと煽ってけや
120それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:34:10.61ID:j2HVJfUX0 彼氏とパコって豚を放置した結果チキンが冷めたんやから逆やろ
121それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:34:13.00ID:GUwNg9AId >>16
>>30-92
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
>>30-92
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
122それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:34:18.98ID:GUwNg9AId >>16
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退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
>>30-92
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
123それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:34:20.55ID:GUwNg9AId >>16
>>30-92
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
>>30-92
退院出来るのに………お兄様お兄様お兄様お兄さま……何故……御返事をして下さらないのですか……」
「……………………」
「……妾の苦しみが、おわかりにならないのですか……毎日毎日……毎夜毎夜、こうしてお呼びしている声が、お兄様のお耳に這入はいらないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです、あんまりですあんまりです……あ……あ……あたしは……声がもう……」
そう云ううちに壁の向側から、モウ一つ別の新しい物音が聞え初めた。それは平手か、コブシかわからないが、とにかく生身なまみの柔らかい手で、コンクリートの壁をポトポトとたたく音であった。皮膚が破れ、肉が裂けても構わない意気組で叩き続ける弱々しい女の手の音であった。私はその壁の向うに飛び散り、粘り付いているであろう血の痕跡あとを想像しながら、なおも一心に眼を瞠みはり、奥歯を噛み締めていた。
「……お兄様お兄様お兄様お兄様……お兄様のお手にかかって死んだあたしです。そうして生き返っている妾です。お兄様よりほかにお便たよりする方は一人もない可哀想な妹です。一人ポッチでここに居る……お兄様は妾をお忘れになったのですか……」
「お兄様もおんなじです。世界中にタッタ二人の妾たちがここに居るのです。そうして他人ひとからキチガイと思われて、この病院に離れ離れになって閉じ籠められているのです」
「……………………」
「お兄様が返事をして下されば……妾の云う事がホントの事になるのです。妾を思い出して下されば、妾も……お兄様も、精神病患者でない事がわかるのです……タッタ一言……タッタ一コト……御返事をして下されば……モヨコと……妾の名前を呼んで下されば……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……ああ……妾は、もう声が……眼が……眼が暗くなって……」
私は思わず寝台の上に飛乗った。その声のあたりと思われる青黒い混凝土コンクリート壁に縋すがり付いた。すぐにも返事をしてやりたい……少女の苦しみを助けてやりたい……そうして私自身がどこの何者かという事実を一刻も早く確かめたいという、タマラナイ衝動に
124それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:34:41.23ID:6dbzvCe70 普通に可哀想
125それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:34:52.78ID:sZj97D8C0 >>105
そら言わんでもセックスってわかるやろ😅
そら言わんでもセックスってわかるやろ😅
126それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:35:16.50ID:5b6F4L66p 専門スレなんgで紹介されたから精神病院除く気分で行ったら1人がウドラキトラかなんか意味わからんワードずっと連投してマジで怖かった
こんな人たち相手に商売してんのやなって
こんな人たち相手に商売してんのやなって
127それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:35:18.58ID:i3beBH3Cd >>118
>>120-131
私はその声に追立てられるように今一度、四方の壁と、窓と、扉ドアを見まわした。駈け出しかけて又、立止まった。
……何にも聞えない処へ逃げて行きたい……。
と思ううちに、全身がゾーッと粟立あわだって来た。
入口の扉ドアに走り寄って、鉄かと思われるほど岩乗がんじょうな、青塗の板の平面に、全力を挙げて衝突ぶつかってみた。暗い鍵穴を覗いてみた。……なおも引続いて聞こえて来る執念深い物音と、絶え絶えになりかけている叫び声に、痺しびれ上るほど脅おびやかされながら……窓の格子を両手で掴んで力一パイゆすぶってみた。やっと下の方の片隅だけ引歪ひきゆがめる事が出来たが、それ以上は人間の力で引抜けそうになかった。
私はガッカリして部屋の真中に引返して来た。ガタガタ慄ふるえながらモウ一度、部屋の隅々を見まわした。
私はイッタイ人間世界に居るのであろうか……それとも私はツイ今しがたから幽瞑あのよの世界に来て、何かの責苦せめくを受けているのではあるまいか。
この部屋で正気を回復すると同時に、ホッとする間もなく、襲いかかって来た自己忘却の無間むげん地獄……何の反響も無い……聞ゆるものは時計の音ばかり……。
……と思う間もなくどこの何者とも知れない女性の叫びに苛責さいなまれ初めた絶体絶命の活いき地獄……この世の事とも思われぬほど深刻な悲恋を、救うことも、逃げる事も出来ない永劫えいごうの苛責……。
私は踵かかとが痛くなるほど強く地団駄じだんだを踏んだ……ベタリと座り込んだ…………仰向けに寝た……又起上って部屋の中を見まわした。……聞えるか聞えぬかわからぬ位、弱って来た隣室となりの物音と、切れ切れに起る咽むせび泣きの声から、自分の注意を引き離すべく……そうして出来るだけ急速に自分の過去を思い出すべく……この苦しみの中から自分自身を救い出すべく……彼女にハッキリした返事を聞かすべく……。
>>120-131
私はその声に追立てられるように今一度、四方の壁と、窓と、扉ドアを見まわした。駈け出しかけて又、立止まった。
……何にも聞えない処へ逃げて行きたい……。
と思ううちに、全身がゾーッと粟立あわだって来た。
入口の扉ドアに走り寄って、鉄かと思われるほど岩乗がんじょうな、青塗の板の平面に、全力を挙げて衝突ぶつかってみた。暗い鍵穴を覗いてみた。……なおも引続いて聞こえて来る執念深い物音と、絶え絶えになりかけている叫び声に、痺しびれ上るほど脅おびやかされながら……窓の格子を両手で掴んで力一パイゆすぶってみた。やっと下の方の片隅だけ引歪ひきゆがめる事が出来たが、それ以上は人間の力で引抜けそうになかった。
私はガッカリして部屋の真中に引返して来た。ガタガタ慄ふるえながらモウ一度、部屋の隅々を見まわした。
私はイッタイ人間世界に居るのであろうか……それとも私はツイ今しがたから幽瞑あのよの世界に来て、何かの責苦せめくを受けているのではあるまいか。
この部屋で正気を回復すると同時に、ホッとする間もなく、襲いかかって来た自己忘却の無間むげん地獄……何の反響も無い……聞ゆるものは時計の音ばかり……。
……と思う間もなくどこの何者とも知れない女性の叫びに苛責さいなまれ初めた絶体絶命の活いき地獄……この世の事とも思われぬほど深刻な悲恋を、救うことも、逃げる事も出来ない永劫えいごうの苛責……。
私は踵かかとが痛くなるほど強く地団駄じだんだを踏んだ……ベタリと座り込んだ…………仰向けに寝た……又起上って部屋の中を見まわした。……聞えるか聞えぬかわからぬ位、弱って来た隣室となりの物音と、切れ切れに起る咽むせび泣きの声から、自分の注意を引き離すべく……そうして出来るだけ急速に自分の過去を思い出すべく……この苦しみの中から自分自身を救い出すべく……彼女にハッキリした返事を聞かすべく……。
128それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:35:20.42ID:i3beBH3Cd >>118
>>120-131
私はその声に追立てられるように今一度、四方の壁と、窓と、扉ドアを見まわした。駈け出しかけて又、立止まった。
……何にも聞えない処へ逃げて行きたい……。
と思ううちに、全身がゾーッと粟立あわだって来た。
入口の扉ドアに走り寄って、鉄かと思われるほど岩乗がんじょうな、青塗の板の平面に、全力を挙げて衝突ぶつかってみた。暗い鍵穴を覗いてみた。……なおも引続いて聞こえて来る執念深い物音と、絶え絶えになりかけている叫び声に、痺しびれ上るほど脅おびやかされながら……窓の格子を両手で掴んで力一パイゆすぶってみた。やっと下の方の片隅だけ引歪ひきゆがめる事が出来たが、それ以上は人間の力で引抜けそうになかった。
私はガッカリして部屋の真中に引返して来た。ガタガタ慄ふるえながらモウ一度、部屋の隅々を見まわした。
私はイッタイ人間世界に居るのであろうか……それとも私はツイ今しがたから幽瞑あのよの世界に来て、何かの責苦せめくを受けているのではあるまいか。
この部屋で正気を回復すると同時に、ホッとする間もなく、襲いかかって来た自己忘却の無間むげん地獄……何の反響も無い……聞ゆるものは時計の音ばかり……。
……と思う間もなくどこの何者とも知れない女性の叫びに苛責さいなまれ初めた絶体絶命の活いき地獄……この世の事とも思われぬほど深刻な悲恋を、救うことも、逃げる事も出来ない永劫えいごうの苛責……。
私は踵かかとが痛くなるほど強く地団駄じだんだを踏んだ……ベタリと座り込んだ…………仰向けに寝た……又起上って部屋の中を見まわした。……聞えるか聞えぬかわからぬ位、弱って来た隣室となりの物音と、切れ切れに起る咽むせび泣きの声から、自分の注意を引き離すべく……そうして出来るだけ急速に自分の過去を思い出すべく……この苦しみの中から自分自身を救い出すべく……彼女にハッキリした返事を聞かすべく……。
>>120-131
私はその声に追立てられるように今一度、四方の壁と、窓と、扉ドアを見まわした。駈け出しかけて又、立止まった。
……何にも聞えない処へ逃げて行きたい……。
と思ううちに、全身がゾーッと粟立あわだって来た。
入口の扉ドアに走り寄って、鉄かと思われるほど岩乗がんじょうな、青塗の板の平面に、全力を挙げて衝突ぶつかってみた。暗い鍵穴を覗いてみた。……なおも引続いて聞こえて来る執念深い物音と、絶え絶えになりかけている叫び声に、痺しびれ上るほど脅おびやかされながら……窓の格子を両手で掴んで力一パイゆすぶってみた。やっと下の方の片隅だけ引歪ひきゆがめる事が出来たが、それ以上は人間の力で引抜けそうになかった。
私はガッカリして部屋の真中に引返して来た。ガタガタ慄ふるえながらモウ一度、部屋の隅々を見まわした。
私はイッタイ人間世界に居るのであろうか……それとも私はツイ今しがたから幽瞑あのよの世界に来て、何かの責苦せめくを受けているのではあるまいか。
この部屋で正気を回復すると同時に、ホッとする間もなく、襲いかかって来た自己忘却の無間むげん地獄……何の反響も無い……聞ゆるものは時計の音ばかり……。
……と思う間もなくどこの何者とも知れない女性の叫びに苛責さいなまれ初めた絶体絶命の活いき地獄……この世の事とも思われぬほど深刻な悲恋を、救うことも、逃げる事も出来ない永劫えいごうの苛責……。
私は踵かかとが痛くなるほど強く地団駄じだんだを踏んだ……ベタリと座り込んだ…………仰向けに寝た……又起上って部屋の中を見まわした。……聞えるか聞えぬかわからぬ位、弱って来た隣室となりの物音と、切れ切れに起る咽むせび泣きの声から、自分の注意を引き離すべく……そうして出来るだけ急速に自分の過去を思い出すべく……この苦しみの中から自分自身を救い出すべく……彼女にハッキリした返事を聞かすべく……。
129それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:35:22.14ID:i3beBH3Cd >>118
>>120-131
私はその声に追立てられるように今一度、四方の壁と、窓と、扉ドアを見まわした。駈け出しかけて又、立止まった。
……何にも聞えない処へ逃げて行きたい……。
と思ううちに、全身がゾーッと粟立あわだって来た。
入口の扉ドアに走り寄って、鉄かと思われるほど岩乗がんじょうな、青塗の板の平面に、全力を挙げて衝突ぶつかってみた。暗い鍵穴を覗いてみた。……なおも引続いて聞こえて来る執念深い物音と、絶え絶えになりかけている叫び声に、痺しびれ上るほど脅おびやかされながら……窓の格子を両手で掴んで力一パイゆすぶってみた。やっと下の方の片隅だけ引歪ひきゆがめる事が出来たが、それ以上は人間の力で引抜けそうになかった。
私はガッカリして部屋の真中に引返して来た。ガタガタ慄ふるえながらモウ一度、部屋の隅々を見まわした。
私はイッタイ人間世界に居るのであろうか……それとも私はツイ今しがたから幽瞑あのよの世界に来て、何かの責苦せめくを受けているのではあるまいか。
この部屋で正気を回復すると同時に、ホッとする間もなく、襲いかかって来た自己忘却の無間むげん地獄……何の反響も無い……聞ゆるものは時計の音ばかり……。
……と思う間もなくどこの何者とも知れない女性の叫びに苛責さいなまれ初めた絶体絶命の活いき地獄……この世の事とも思われぬほど深刻な悲恋を、救うことも、逃げる事も出来ない永劫えいごうの苛責……。
私は踵かかとが痛くなるほど強く地団駄じだんだを踏んだ……ベタリと座り込んだ…………仰向けに寝た……又起上って部屋の中を見まわした。……聞えるか聞えぬかわからぬ位、弱って来た隣室となりの物音と、切れ切れに起る咽むせび泣きの声から、自分の注意を引き離すべく……そうして出来るだけ急速に自分の過去を思い出すべく……この苦しみの中から自分自身を救い出すべく……彼女にハッキリした返事を聞かすべく……。
>>120-131
私はその声に追立てられるように今一度、四方の壁と、窓と、扉ドアを見まわした。駈け出しかけて又、立止まった。
……何にも聞えない処へ逃げて行きたい……。
と思ううちに、全身がゾーッと粟立あわだって来た。
入口の扉ドアに走り寄って、鉄かと思われるほど岩乗がんじょうな、青塗の板の平面に、全力を挙げて衝突ぶつかってみた。暗い鍵穴を覗いてみた。……なおも引続いて聞こえて来る執念深い物音と、絶え絶えになりかけている叫び声に、痺しびれ上るほど脅おびやかされながら……窓の格子を両手で掴んで力一パイゆすぶってみた。やっと下の方の片隅だけ引歪ひきゆがめる事が出来たが、それ以上は人間の力で引抜けそうになかった。
私はガッカリして部屋の真中に引返して来た。ガタガタ慄ふるえながらモウ一度、部屋の隅々を見まわした。
私はイッタイ人間世界に居るのであろうか……それとも私はツイ今しがたから幽瞑あのよの世界に来て、何かの責苦せめくを受けているのではあるまいか。
この部屋で正気を回復すると同時に、ホッとする間もなく、襲いかかって来た自己忘却の無間むげん地獄……何の反響も無い……聞ゆるものは時計の音ばかり……。
……と思う間もなくどこの何者とも知れない女性の叫びに苛責さいなまれ初めた絶体絶命の活いき地獄……この世の事とも思われぬほど深刻な悲恋を、救うことも、逃げる事も出来ない永劫えいごうの苛責……。
私は踵かかとが痛くなるほど強く地団駄じだんだを踏んだ……ベタリと座り込んだ…………仰向けに寝た……又起上って部屋の中を見まわした。……聞えるか聞えぬかわからぬ位、弱って来た隣室となりの物音と、切れ切れに起る咽むせび泣きの声から、自分の注意を引き離すべく……そうして出来るだけ急速に自分の過去を思い出すべく……この苦しみの中から自分自身を救い出すべく……彼女にハッキリした返事を聞かすべく……。
130それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:35:40.95ID:FVRiI/rUd >>118
>>120-131
私はその声に追立てられるように今一度、四方の壁と、窓と、扉ドアを見まわした。駈け出しかけて又、立止まった。
……何にも聞えない処へ逃げて行きたい……。
と思ううちに、全身がゾーッと粟立あわだって来た。
入口の扉ドアに走り寄って、鉄かと思われるほど岩乗がんじょうな、青塗の板の平面に、全力を挙げて衝突ぶつかってみた。暗い鍵穴を覗いてみた。……なおも引続いて聞こえて来る執念深い物音と、絶え絶えになりかけている叫び声に、痺しびれ上るほど脅おびやかされながら……窓の格子を両手で掴んで力一パイゆすぶってみた。やっと下の方の片隅だけ引歪ひきゆがめる事が出来たが、それ以上は人間の力で引抜けそうになかった。
私はガッカリして部屋の真中に引返して来た。ガタガタ慄ふるえながらモウ一度、部屋の隅々を見まわした。
私はイッタイ人間世界に居るのであろうか……それとも私はツイ今しがたから幽瞑あのよの世界に来て、何かの責苦せめくを受けているのではあるまいか。
この部屋で正気を回復すると同時に、ホッとする間もなく、襲いかかって来た自己忘却の無間むげん地獄……何の反響も無い……聞ゆるものは時計の音ばかり……。
……と思う間もなくどこの何者とも知れない女性の叫びに苛責さいなまれ初めた絶体絶命の活いき地獄……この世の事とも思われぬほど深刻な悲恋を、救うことも、逃げる事も出来ない永劫えいごうの苛責……。
私は踵かかとが痛くなるほど強く地団駄じだんだを踏んだ……ベタリと座り込んだ…………仰向けに寝た……又起上って部屋の中を見まわした。……聞えるか聞えぬかわからぬ位、弱って来た隣室となりの物音と、切れ切れに起る咽むせび泣きの声から、自分の注意を引き離すべく……そうして出来るだけ急速に自分の過去を思い出すべく……この苦しみの中から自分自身を救い出すべく……彼女にハッキリした返事を聞かすべく……。
>>120-131
私はその声に追立てられるように今一度、四方の壁と、窓と、扉ドアを見まわした。駈け出しかけて又、立止まった。
……何にも聞えない処へ逃げて行きたい……。
と思ううちに、全身がゾーッと粟立あわだって来た。
入口の扉ドアに走り寄って、鉄かと思われるほど岩乗がんじょうな、青塗の板の平面に、全力を挙げて衝突ぶつかってみた。暗い鍵穴を覗いてみた。……なおも引続いて聞こえて来る執念深い物音と、絶え絶えになりかけている叫び声に、痺しびれ上るほど脅おびやかされながら……窓の格子を両手で掴んで力一パイゆすぶってみた。やっと下の方の片隅だけ引歪ひきゆがめる事が出来たが、それ以上は人間の力で引抜けそうになかった。
私はガッカリして部屋の真中に引返して来た。ガタガタ慄ふるえながらモウ一度、部屋の隅々を見まわした。
私はイッタイ人間世界に居るのであろうか……それとも私はツイ今しがたから幽瞑あのよの世界に来て、何かの責苦せめくを受けているのではあるまいか。
この部屋で正気を回復すると同時に、ホッとする間もなく、襲いかかって来た自己忘却の無間むげん地獄……何の反響も無い……聞ゆるものは時計の音ばかり……。
……と思う間もなくどこの何者とも知れない女性の叫びに苛責さいなまれ初めた絶体絶命の活いき地獄……この世の事とも思われぬほど深刻な悲恋を、救うことも、逃げる事も出来ない永劫えいごうの苛責……。
私は踵かかとが痛くなるほど強く地団駄じだんだを踏んだ……ベタリと座り込んだ…………仰向けに寝た……又起上って部屋の中を見まわした。……聞えるか聞えぬかわからぬ位、弱って来た隣室となりの物音と、切れ切れに起る咽むせび泣きの声から、自分の注意を引き離すべく……そうして出来るだけ急速に自分の過去を思い出すべく……この苦しみの中から自分自身を救い出すべく……彼女にハッキリした返事を聞かすべく……。
131それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:35:43.41ID:FVRiI/rUd >>118
>>120-131
私はその声に追立てられるように今一度、四方の壁と、窓と、扉ドアを見まわした。駈け出しかけて又、立止まった。
……何にも聞えない処へ逃げて行きたい……。
と思ううちに、全身がゾーッと粟立あわだって来た。
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私はガッカリして部屋の真中に引返して来た。ガタガタ慄ふるえながらモウ一度、部屋の隅々を見まわした。
私はイッタイ人間世界に居るのであろうか……それとも私はツイ今しがたから幽瞑あのよの世界に来て、何かの責苦せめくを受けているのではあるまいか。
この部屋で正気を回復すると同時に、ホッとする間もなく、襲いかかって来た自己忘却の無間むげん地獄……何の反響も無い……聞ゆるものは時計の音ばかり……。
……と思う間もなくどこの何者とも知れない女性の叫びに苛責さいなまれ初めた絶体絶命の活いき地獄……この世の事とも思われぬほど深刻な悲恋を、救うことも、逃げる事も出来ない永劫えいごうの苛責……。
私は踵かかとが痛くなるほど強く地団駄じだんだを踏んだ……ベタリと座り込んだ…………仰向けに寝た……又起上って部屋の中を見まわした。……聞えるか聞えぬかわからぬ位、弱って来た隣室となりの物音と、切れ切れに起る咽むせび泣きの声から、自分の注意を引き離すべく……そうして出来るだけ急速に自分の過去を思い出すべく……この苦しみの中から自分自身を救い出すべく……彼女にハッキリした返事を聞かすべく……。
>>120-131
私はその声に追立てられるように今一度、四方の壁と、窓と、扉ドアを見まわした。駈け出しかけて又、立止まった。
……何にも聞えない処へ逃げて行きたい……。
と思ううちに、全身がゾーッと粟立あわだって来た。
入口の扉ドアに走り寄って、鉄かと思われるほど岩乗がんじょうな、青塗の板の平面に、全力を挙げて衝突ぶつかってみた。暗い鍵穴を覗いてみた。……なおも引続いて聞こえて来る執念深い物音と、絶え絶えになりかけている叫び声に、痺しびれ上るほど脅おびやかされながら……窓の格子を両手で掴んで力一パイゆすぶってみた。やっと下の方の片隅だけ引歪ひきゆがめる事が出来たが、それ以上は人間の力で引抜けそうになかった。
私はガッカリして部屋の真中に引返して来た。ガタガタ慄ふるえながらモウ一度、部屋の隅々を見まわした。
私はイッタイ人間世界に居るのであろうか……それとも私はツイ今しがたから幽瞑あのよの世界に来て、何かの責苦せめくを受けているのではあるまいか。
この部屋で正気を回復すると同時に、ホッとする間もなく、襲いかかって来た自己忘却の無間むげん地獄……何の反響も無い……聞ゆるものは時計の音ばかり……。
……と思う間もなくどこの何者とも知れない女性の叫びに苛責さいなまれ初めた絶体絶命の活いき地獄……この世の事とも思われぬほど深刻な悲恋を、救うことも、逃げる事も出来ない永劫えいごうの苛責……。
私は踵かかとが痛くなるほど強く地団駄じだんだを踏んだ……ベタリと座り込んだ…………仰向けに寝た……又起上って部屋の中を見まわした。……聞えるか聞えぬかわからぬ位、弱って来た隣室となりの物音と、切れ切れに起る咽むせび泣きの声から、自分の注意を引き離すべく……そうして出来るだけ急速に自分の過去を思い出すべく……この苦しみの中から自分自身を救い出すべく……彼女にハッキリした返事を聞かすべく……。
132それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:35:45.91ID:FVRiI/rUd >>118
>>120-131
私はその声に追立てられるように今一度、四方の壁と、窓と、扉ドアを見まわした。駈け出しかけて又、立止まった。
……何にも聞えない処へ逃げて行きたい……。
と思ううちに、全身がゾーッと粟立あわだって来た。
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私はガッカリして部屋の真中に引返して来た。ガタガタ慄ふるえながらモウ一度、部屋の隅々を見まわした。
私はイッタイ人間世界に居るのであろうか……それとも私はツイ今しがたから幽瞑あのよの世界に来て、何かの責苦せめくを受けているのではあるまいか。
この部屋で正気を回復すると同時に、ホッとする間もなく、襲いかかって来た自己忘却の無間むげん地獄……何の反響も無い……聞ゆるものは時計の音ばかり……。
……と思う間もなくどこの何者とも知れない女性の叫びに苛責さいなまれ初めた絶体絶命の活いき地獄……この世の事とも思われぬほど深刻な悲恋を、救うことも、逃げる事も出来ない永劫えいごうの苛責……。
私は踵かかとが痛くなるほど強く地団駄じだんだを踏んだ……ベタリと座り込んだ…………仰向けに寝た……又起上って部屋の中を見まわした。……聞えるか聞えぬかわからぬ位、弱って来た隣室となりの物音と、切れ切れに起る咽むせび泣きの声から、自分の注意を引き離すべく……そうして出来るだけ急速に自分の過去を思い出すべく……この苦しみの中から自分自身を救い出すべく……彼女にハッキリした返事を聞かすべく……。
>>120-131
私はその声に追立てられるように今一度、四方の壁と、窓と、扉ドアを見まわした。駈け出しかけて又、立止まった。
……何にも聞えない処へ逃げて行きたい……。
と思ううちに、全身がゾーッと粟立あわだって来た。
入口の扉ドアに走り寄って、鉄かと思われるほど岩乗がんじょうな、青塗の板の平面に、全力を挙げて衝突ぶつかってみた。暗い鍵穴を覗いてみた。……なおも引続いて聞こえて来る執念深い物音と、絶え絶えになりかけている叫び声に、痺しびれ上るほど脅おびやかされながら……窓の格子を両手で掴んで力一パイゆすぶってみた。やっと下の方の片隅だけ引歪ひきゆがめる事が出来たが、それ以上は人間の力で引抜けそうになかった。
私はガッカリして部屋の真中に引返して来た。ガタガタ慄ふるえながらモウ一度、部屋の隅々を見まわした。
私はイッタイ人間世界に居るのであろうか……それとも私はツイ今しがたから幽瞑あのよの世界に来て、何かの責苦せめくを受けているのではあるまいか。
この部屋で正気を回復すると同時に、ホッとする間もなく、襲いかかって来た自己忘却の無間むげん地獄……何の反響も無い……聞ゆるものは時計の音ばかり……。
……と思う間もなくどこの何者とも知れない女性の叫びに苛責さいなまれ初めた絶体絶命の活いき地獄……この世の事とも思われぬほど深刻な悲恋を、救うことも、逃げる事も出来ない永劫えいごうの苛責……。
私は踵かかとが痛くなるほど強く地団駄じだんだを踏んだ……ベタリと座り込んだ…………仰向けに寝た……又起上って部屋の中を見まわした。……聞えるか聞えぬかわからぬ位、弱って来た隣室となりの物音と、切れ切れに起る咽むせび泣きの声から、自分の注意を引き離すべく……そうして出来るだけ急速に自分の過去を思い出すべく……この苦しみの中から自分自身を救い出すべく……彼女にハッキリした返事を聞かすべく……。
133それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:37:48.98ID:IyrQmx+E0 改めて思うけど「チキン冷めちゃった」の郷愁凄いわ
この短文に全てが詰まってる
この短文に全てが詰まってる
134それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:38:06.25ID:By3nUeum0 >>72
ああ…
ああ…
135それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:38:12.26ID:T96Y0jYTH136それでも動く名無し
2023/07/18(火) 19:38:50.47ID:7wYFzbDcM いや放置されたのはオタク側だろうが
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